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McAfee Labs] 2013年2月21日 更新

お父さんはITセキュリティ管理者になれるのか -マカフィー、日本における「2012年の家庭でのセキュリティ実態」の調査結果を発表

 

※本ブログは、マカフィー株式会社 CMSB事業本部 マーケティング部長 青木大知によるものです。

マカフィーでは本日、「家庭でのセキュリティ実態調査」の結果を発表しました。この調査は2012年11月28日から29日にかけて、20~59歳の日本人を対象に、オンラインで実施されました。昨今、盛り上がりを見せるモバイル端末(スマートフォン、タブレット)やPCごと、また家族ごとにフィルタリングソフトの導入実態から、日本のコンシューマにおけるセキュリティ意識を調査したものです。

回答者の8割弱が家庭を持ち、そのうち7割以上が「セキュリティに関心がある」と回答し、「関心がない」人は1割以下に留まっています。また、回答者のうち9割がPCにセキュリティ製品を「導入している」と回答。一方で、スマートフォンは5割強、タブレットは3割程度でした。PC、スマホ、タブレットをすべて使用している回答者の9割以上は「インターネットセキュリティソフトは、PC、スマートフォン、タブレット端末ごとに導入する必要がある」と考えていることもわかりました。

また、家庭内のインターネットセキュリティ管理者について、男性の9割は「自分自身」と回答しており(女性は3割以下)、長らく家庭内でPCを管理してきた“お父さん”の立場は概ね変化していないものの、取り巻く環境が大幅に変わってきています。家庭内に多数のデバイスが入ってきた上、パーソナル性の高い端末が増えたことで、お父さん一人では管理が出来ない状態になりつつあります。しかし、サイバー犯罪者はPCだけでなく、スマートデバイスにもターゲットを広げているため、家庭内でのインターネット端末にセキュリティソフトを導入することはもちろん、今後も管理体制を引き締めていく必要があります。

デバイスの多様化が変える“お父さん”の立場
端末を管理出来ない意外な事情とは?

  • 同居家族のPC端末へのセキュリティソフト導入に関して、80%以上が「すべての機器に導入している」と回答。
  • スマートフォン、タブレット端末は、それぞれ28%が「家族が使用している端末にはセキュリティソフトを導入していない」と回答、「わからない」は30%以上。

家庭内における端末ごとのセキュリティ導入状況

管理対象が増えたことで管理運用が難しい、また対策方法がわかりづらいと考えられていると推測できます。また、携帯電話の延長線上にあるスマートフォンやタブレットには、セキュリティの必要性を感じていないことも伺えます。意外にも「自身で管理している」回答者が半分程度に留まりました。

気になったのは39%の回答者が「配偶者が利用するタブレットにセキュリティソフトを導入していない」と回答している点。タブレットは電話機能を持たず、家庭から持ち出して使うケースがスマートフォンと比べて低い点が要素として考えられます。しかし、ショッピングなどで個人情報を入力する端末であるため、セキュリティを考えることは重要です。

  • iPhoneを利用している回答者のうち、14%が「セキュリティソフトを導入している」と回答、iPad利用者は22%。
  • “配偶者”、“子供や親”が使用する端末に「セキュリティソフトを導入している」と回答したのは、「自身で使う」と比べて10%低い結果が出た。
  • 「自身で管理している」と回答したのは全体の58%。

この結果に対して、家庭内のIT管理者から寄せられたコメントは以下です。

  • 配偶者に対して
    「ほとんど使わない、危ないサイトに行かないから大丈夫」
    「Apple製品なのでセキュリティは不要」
    「導入方法がわからない。導入したいと思っているがそのまま放置」
  • 子供に対して
    「ゲームだけでインターネットはしない」
    「子供のスマートフォンの管理はまかせている」
  • 親に対して
    「あまり使わない」
    「親のパソコンは勝手に触れない」

管理対象が増えたこと、また製品そのものへの信頼性が高いために、管理を利用者本人に任せてしまっていることが伺えます。こうした“思い込み”は、サイバー犯罪者に踏み台として利用される場合があります。しかし、コメントを覗くと家庭内での“事情”も、セキュリティ強化を阻害している要因になっていることがわかります。

端末のパーソナル化が進んでおり利用者自身が管理するケースが増加

  • 家族構成別で「インターネット端末すべてにセキュリティソフトを導入」と回答したのは、「家族は配偶者のみ」では74%、「子どもがいる」と「親と同居」はともに66%
  • 年齢別では、「配偶者のみ」、「子どもがいる」とした40代はともに80%を超えている。「親のみ」は50代が最も高い結果が出ている。
  • 端末台数別では、どのカテゴリも家庭内で使用されるインターネット端末台数が増えるほど、意識が低くなっていることがわかった。

独身者より家族を持つ回答者のほうがセキュリティへの関心は高い。また、家族構成と年齢は相関関係にあるとともに、セキュリティ意識に深く影響していることがわかりました。そのほか、家庭内のインターネット接続端末が多くなるほど、意識が低下しています。基本的に家族がいる回答者のほうがセキュリティへの意識が高い反面で、スマートフォンやタブレットなど、「家族で共有する」感覚が薄い端末が増えたため、一人では管理をしきれない状態にあると考えられます。

マカフィーがお父さんに提案する家族を守る4つのステップ

こうした状況に対し、マカフィーは下記の対策を“お父さん”に提案します。

  1. 家庭内でインターネットに接続できる端末の数を把握する
    PCやスマートフォン、タブレット端末のほか、テレビなどのインターネット対応家電など、家庭内に存在するインターネット接続端末の数や使用OSを把握しましょう。また、接続方法(無線か有線か)も把握することで対策方法が見えてきます。
  2. 改めて家族でインターネットや端末の使い方を見直す
    家族で共有する端末を、「ショッピングをしているのか」「動画を観るだけなのか」など家族それぞれがどのように使っているのか、どのような情報を入力しているのかも確認しておきましょう。同時にパーソナル性が高い端末も、“踏み台”になれば家族や友人に被害が及ぶことを家族に意識づけることも重要です。
  3. 常に最新の情報をチェックし、家族のアドバイザーになる
    インターネットを介した被害は、受けてみないと実感がしづらいものです。こうした悩みに対してマカフィーは、セキュリティに関する最新情報の発信を行う「マカフィーセキュリティニュース」を開設しています。また、セキュリティに関する悩みを解決できる「セキュリティアドバイスセンター」も開設しています。これらのサイトでは、PCやスマートフォン、タブレットなどの端末ごとに想定される被害を交えて、情報を発信しています。常に情報は更新していますので、1ヶ月に1回は覗いて、最新トピックを把握してください。
  4. インターネットに接続する端末に脅威対策を検討・導入する
    例えば、ノートPCやスマートフォン、タブレットはウイルスの侵入はもちろんですが、持ち歩くため“紛失”や“盗難被害”なども想定できます。クレジットカードや電話帳情報を入力せずに使用している端末もあるかもしれませんが “踏み台”になる可能性がありますので、念のためセキュリティソフトをインストールしておくと良いでしょう。

    現在でもインターネット接続端末の管理はお父さんが担当することが多いと思われます。一方で、お父さん一人が家庭内のインターネット接続端末を全て管理するのが難しくなってきています。今後は、パーソナル性の高い端末も個人がきっちり管理できるよう、家族全員でセキュリティへの意識を高めて行くのが重要です。その中で、お父さんの立場は今までのような“管理運用者”から“セキュリティアドバイザー”へ向かって行くべきでしょう。

付録:アンケートについて

調査概要
目的:日本国内における家庭内のインターネット利用とインターネットセキュリティ導入状況を把握
対象:20から59歳の男女、628名
期間:2012年11月28日から29日
焦点:PC端末周辺だけではなく、スマートフォンやタブレットも交え、マルチデバイス所有者のセキュリティ意識とインターネットセキュリティへの意向の関連性

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