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McAfee Labs] 2013年3月14日 更新

カップル間のデジタルプライバシー調査 in ニッポン ——“信頼”は“別れ”によってリスクに変わる

 

※本ブログは、マカフィー株式会社CMSB事業本部 マーケティング部長 青木大知によるものです。

マカフィーは、「2013年版 恋愛、人間関係、テクノロジーに関する調査」の結果を発表しました。この調査は2013年2月28日に実施し、20〜39歳までの日本人男女を対象にオンラインで実施。有効回答は518件で、未婚は50.2%で、FacebookやLINEを使用していると回答したのは70%以上でした。

SNSの登場により、旅行の記録や写真の共有が手軽に行える一方で、情報を伝えたい、伝えたくない相手を線引きすることが難しく、管理に手間が生じてしまいます。カップルはパートナーとプライベートを共有している場合も多く、“別れた”後の管理をどうするか、悩んでいるケースも見受けられます。

米国版の調査結果は以下。
http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_13a.asp?pr=13/02/12-1

プライベートコンテンツの送信や共有

日本でメールや写真、動画など個人に関わる情報共有で使われている時間は未婚者で平均23分25秒、既婚者は13分44秒と出ています。女性の46.9%はパートナーや友人とプライベートのメールや写真を共有しており、男性は27.5%に留まりました。クレジットカード情報が入るオンラインショッピングサイトのIDやパスワード、銀行口座番号をシェアしているカップルは未婚者より既婚者のほうが5倍高い結果が出ました。

また、自身のモバイル端末にパスワードロックをかけている回答者は36.9%で、暗証番号は誕生日など推測しやすい暗証番号にしているのは実に55%と高い結果になりました。

交際相手や友人など、相手が自身の存在に近づくほど、壁がなくなり個人の情報をシェアする割合が高くなることがわかります。相手との距離が極度に近づけば、情報を自然に共有する体制になることも判明しました。

カップル間のプライバシー現況

回答者のうち、50%が交際相手・配偶者がプライベートな写真やメッセージをSNSなどへ公開する可能性があると考えていました。男性は6割、女性は4割で男性のほうがリスクを感じています。

こうした情報が問題になるのは“別れた後”。全体の1割は「別れた後、個人情報を含むメール、プライベートな写真を贈ったことを後悔した」と回答、特に未婚女性は2割に達しています。別れた後、「デジタルデバイスから写真を全て消去した」のは全体のうち23%、「SNSのつながりから消去またはSNSのアカウント自体を削除した」のは、18.9%でした。また、「共有データを悪用された、悪用した」経験があるのは平均では5%程度。未婚女性は12%と少し高い結果になりました。

付き合っている間は「共感したい」と思っていても、別れた後には共有してきた情報がリスクに変わってしまいます。悲しいですが、どんなに信頼している相手でも“他人”であることは常に意識しなければなりません 。

デジタル“ストーキング”

相手を想う気持ちが強過ぎるあまり、デジタル端末でのストーカー行為を行ってしまうこともあるかもしれません。本調査の結果では、全体の3割が「交際相手や配偶者のスマートデバイスの通話記録、メール、写真をチェックしたことがある」と回答。特に未婚の男性の3割以上は、こうした行動の経験があると答えていました。

同じく、「相手のSNSページをチェックしてしまった」の回答も3割。こちらは婚姻関係が大きく影響し、未婚者の42.0%が相手のSNSをチェックしてしまうのに対して、既婚者は23.0%に留まりました。特に未婚の女性の34.0%が「相手のSNSをチェックしてまわった」と回答し、傾向が強いことがわかります。また、15.0%の回答者がSNSで相手の元恋人を調べる、またはフォローしたと回答しました。

SNSは「公開設定」を利用することで、自分で外に出す情報をコントロールできます。しかし、信頼している相手に対しては、コントロールが「隠し事」と考えられてしまう可能性があり、管理が難しい面もあります。

その他の交友関係に関する懸念

恋愛関係にない間柄では、全体の8割が「学生時代の写真が公表されてしまう」、「同僚や上司が個人的な写真やメールをオンラインで見てしまう」ことへ難色を示しています。また、2割の回答者が実際にこうした行為によって「被害を受けた、または被害者を知っている」と回答しています。

本調査結果に対する考察

デジタル世界は「楽しい」、「嬉しい」を共有しやすい。一方でこの手軽さが不安に繋がってしまうこともあります。カップル間において秘密があるのは好ましくないかもしれません。しかし、相手と自身でプライバシーに関する考えが異なる場合は、距離感を保つことは重要です。

特にスマートデバイスや各種サービスにおけるIDやパスワードは、自分のみならず自身の友人や家族にも影響する大事な情報です。たとえ、信頼できる相手であっても、こうした情報の管理は徹底したほうが良いでしょう。

信頼と気持ち、考え、これらが複雑に絡みますが、写真を撮影した際、「SNSに投稿しても良い?」「友達に見せても良い?」と一言聞いてみるだけでも、お互いのプライバシーへの考えを知る機会を作ることができるのではないでしょうか。

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